<妊娠19週目>からだの変化は?胎動を感じる?
妊娠19週目の赤ちゃんは髪の毛が生えてきたり、お腹のなかで寝たり起きたりするようになります。健診で赤ちゃんの性別が分かったり、胎動を感じることができるようになったりする時期でもあります。妊娠にも慣れてきて、心も安定してきた人も少なくないのではないでしょうか。今回はこの時期のママに起こりやすい体の変化や胎動についてご紹介します。
妊娠19週目のからだの状態は?
●お腹がふっくらしてくる
妊娠19週目ごろになると、子宮は大人の頭ぐらいまで大きくなり、お腹越しに触診できるようになります。胸やお腹のふくらみも目立ちはじめ、全体的に皮下脂肪がついてふっくらしてきます。 お腹が大きくなると腰痛になる人も増えるので、日頃から姿勢に注意したりストレッチして無理をしないようにしましょう。
●シミ、黒ずみができやすくなる
妊娠中はホルモンバランスが変化して、色素沈着が起きやすい状態です。
日光を長時間浴びると普段以上にシミができやすいので、日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線対策をしっかり行うことをおすすめします。おへその下の「正中線」という黒ずみが濃くなることもありますが、これらの症状は産後徐々に薄くなるので不安になる必要はありません。
●お腹が張りやすくなる
子宮が大きくなることで、子宮あたりのじん帯が伸びて、お腹が張りやすくなっています。
お腹が張っているときは、症状がおさまるまで安静にして休みましょう。
一時的な子宮の収縮が原因で起きていることがほとんどなので、少しの時間でおさまることが多いですが、回数が多かったり、なかなかおさまらない場合には医師に相談しましょう。
胎動を感じられる?
胎動を感じる時期に個人差はあるものの、ほとんどの人が18週から21週の間に胎動を感じます。まだ胎動を感じられないという人も問題はありません。お腹の中で赤ちゃんは活発に動いているので安心してくださいね。
胎動は下腹部あたりに感じます。また、ママが活動している昼よりも、リラックスした状態の夜の方が胎動を感じやすいようです。これから週数が進むにつれて、定期的に胎動を感じられるようになり、その力強さも増していきますよ。
また、胎動を感じる場所がおへその上あたりの場合は逆子になっている可能性があります。 しかし、妊娠19週頃の赤ちゃんはとにかく活発に動き回っているので、一時的に逆子になっているだけと考えて問題ないでしょう。
妊娠19週目の赤ちゃんの様子
このころの赤ちゃんは生まれるときのちょうど半分くらいの大きさまで成長しています。
手足を動かせるようになり、とにかく活発にお腹の中を動き回るようになります。胎動を感じる人も多くなってきます。20~30分おきに睡眠と活動を繰り返すようになり、動き回ったあとは自由な体勢で寝ています。
また、量やスピードに個人差はありますが、髪の毛や眉毛が生えてきます。
そしてこの時期になると生殖器がほぼ完成するので、健診で性別が確認できるようになります。
妊娠19週に気を付けることは?
●急激な体重増加
安定期に入りつわりもおさまった人も多いのではないでしょうか。もちろん食事を美味しくとれるようになることは良いことなのですが、ついつい食べ過ぎてしまうと、急激に体重が増えてしまう可能性もあります。 この時期は週に0.3~0.5kgずつ増えるのが理想値の目安です。栄養バランスのとれた食事をとることを心がけましょう。
●後期流産
妊娠初期の流産リスクは乗り越えたものの、12週~22週まではまだ後期流産のリスクがあります。後期流産は母体側に原因がある場合が多くなっています。具体的には、子宮筋腫や子宮頸管無力症、感染症といったもので、確率は低いものの、注意が必要です。
さいごに
エコーでもしっかり赤ちゃんの姿を確認できるようになり、日々愛おしさも増してきますよね。体調も落ち着いてくる時期ですので、ベビー用品の準備をはじめたり、マタニティスポーツをはじめたりするのも良いですね。
しかし、赤ちゃんの成長に伴って母体にも少しずつ負担がかかるようになってきますので、無理は禁物ですよ。体も心も落ち着いている今だからこそ、リラックスしてマタニティライフを楽しく過ごしましょう。