運転はいつまで大丈夫?シートベルトは?
妊娠中は車や自転車の運転を控えるべきとも言われますが、子どもの送り迎えや買い物など、運転が必要なこともありますよね。そんなママのために、今回は妊娠中の運転について注意点や気になる疑問点をご紹介します。
いつまで運転していいの?
妊婦の運転について、いつまでなら大丈夫、という具体的な決まりはありません。
妊婦さん自身の体調次第になりますが、あくまでも無理は禁物です。
●妊娠初期
妊娠初期は、ホルモンバランスが変化しやすく、体の不調を感じやすい時期です。つわりで急に気分が悪くなったり、イライラしやすかったりする人も多いのではないでしょうか。このような不調を感じたときは車や自転車の運転は控えましょう。
また、妊娠初期は流産の危険性もあるので、強いゆれや刺激を感じる運転はあまりおすすめ出来ません。
●妊娠中期
安定期に入り、体調が落ち着いている人も、運転をするときは出来るだけきちんと舗装された道を通ったりして、お腹に刺激を与えすぎないよう安全運転を心がけましょう。
●妊娠後期・臨月
この時期になるとお腹もかなり大きくなってきます。また、妊娠後期は特に注意力が散漫になりやすい時期なので、とっさの判断が遅れてしまうというリスクがあります。
運転の際も、自転車の場合は足元が見づらくなったり、バランスが取りにくくなったりします。車の場合はお腹がつかえてハンドル操作がしづらくなることもあるでしょう。
運転するときの注意点
妊娠中でも運転が必要な環境にいる場合もあります。ここからは運転するときに気をつけてほしい点をご紹介します。
●体調の変化に注意する
妊娠中は無理をしてはいけません。運転前の体調はもちろん、運転中も体調の変化には注意するようにしましょう。もし運転中につわりで気分が悪くなったり、お腹の張りを感じたりしたら、すぐに安全な場所に停まって休憩をとってくださいね。
●長時間運転しない
運転しているときは無意識に緊張状態にあります。その緊張状態が長時間続くことは、妊婦さんの体調にも影響を及ぼす可能性があります。時間の目安としては、1時間ごとに10分~15分程度の休憩をはさむといいでしょう。
万が一に備えた持ち物を
運転中にトラブルが起こってしまったときに備えて、下記の持ち物は常に携帯しておきましょう。
・携帯電話
・母子手帳
・健康保険証
・ナプキン
・大きめのバスタオル
ナプキンやバスタオルは、急な出血や破水にも対応できるように、常に車やかばんに置いておくと安心です。
シートベルトはつけていい?
臨月に近くなりやむを得ず着用できない場合を除き、妊娠中であってもシートベルトは必ず着用します。
シートベルトを着用する際は、腰・肩ベルトの両方を着用します。お腹が膨らんでいる場合は、圧迫してしまわないように膨らみを避けて低い位置でとめるようにしておきましょう。
正しくシートベルトを着用すれば、万が一交通事故に遭ってしまったときも妊婦さんと赤ちゃんの死亡率は低くなるとされています。
さいごに
妊娠中の運転は体調面でのリスクも伴うため、そのリスクを理解した上で安全運転を心がけましょう。また、体調に異変を感じたときは無理をせず運転は控えましょう。
出来れば周りの誰かに運転してもらうことをおすすめしますが、もし自分で運転しないといけない時は、できるだけ家族や友人に同乗してもらうようにしましょう。
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